INTERVIEW

お客さまの業務を「楽」にするため、
多様な価値観を持つメンバーをまとめて
より良いものづくりを目指す

MISATO KII

紀井 美里

楽楽精算/東京
2013年入社先端技術科学教育部修了

大学院では材料化学を学び、化学メーカーを志すものの、IT業界の成長性やベンチャーらしいフランクな風土に魅了されてラクスに入社。現在は楽楽精算の開発チームリーダーとしてプロジェクトメンバーをまとめる。

仕事について

エンジニアが
開発に注力できる環境を構築

ラクスの主力商品である楽楽精算の開発1課チームリーダーとして、プロジェクト管理を担当しています。お客さまからの要望や事業戦略の観点から企画された新機能について、ビジネスサイドである事業部と要件をすり合わせ、開発内容の方針を決定して開発品質を高めるという役割です。年に4回は大きなアップデートを行い、2020年には伝票機能のデザインリニューアルという大型アップデートも実施しました。日頃からサービスや機能の改善を図り、お客さまにとってより使いやすいサービスへと進化させています。
私の役割を一言で表すと「エンジニアをサポートするエンジニア」でしょうか。優秀なエンジニアがストレスなく開発に注力できるよう、現場視点を持ちながら、ビジネスサイドとの調整や段取りをスピーディーに行うことを意識しています。特に、認識の相違による大きな修正が発生してしまうと、メンバーに大きな負担をかけてしまうものです。同時開発する場合はソースコードがコンフリクトを起こし、混乱を招く可能性も考慮しなければなりません。細部にまで目を配り、事業部とのコミュニケーションロスに注意しながらプロジェクト管理することを大切にしています。

身につけた視点と意識

相互理解が
プロジェクト成功のキーになる

私にとって大きな経験となったのは、2015年から2017年に携わったベトナムのオフショア開発立ち上げプロジェクトでした。生まれ育った環境や文化、価値観がまったく異なる海外のメンバーと仕事をするのは初めての経験。残業や仕事に対する向き合い方など、それまで持っていた“当たり前”が根底からひっくり返されました。しかし、チームの力を総動員する際には、多様な価値観を持つメンバーをまとめなければなりません。相手の価値観を否定せず、それぞれの思いに耳を傾け、その上で自分の考えを相手に伝える。強引に物事は進めず相互理解を深めることが、プロジェクトを成功させるためのキーになることを実感しました。
この経験は、ラクス社内のメンバーとコミュニケーションをとる際にも生かされています。相手の意見や考えの方がより適切であれば、私の意見は通らなくても構いません。それが、より良いものづくりにつながるのであれば、お客さまへの一番の価値提供になると考えているからです。

目指す理想の姿

お客さまに寄り添い、
世の中に貢献するものづくりを

私にとってエンジニアであることは手段であり、目的ではありません。「世の中に貢献するものづくりがしたい」という願いを実現できれば、ポジションは何だっていいのです。開発において技術は重要な要素ですが、技術を使うことに心を奪われすぎず、どんなときにもユーザー視点を見失わない存在でありたいです。そのためにも、お客さまの声を伺う機会を大切にしています。お客さまと直接コミュニケーションをとるカスタマーサクセスと連携しながら、ユーザーが現場でどのような使い方をされているのかヒアリングして製品改良に反映。お客さまに寄り添った開発を心がけています。
今後の目標は、プロダクトマネージャーにチャレンジすること。お客さまにどのような価値を届けるかという視点を常に持ちながら、エンジニアの経験を生かして人の役に立つものづくりに携わっていきたいです。究極的には楽楽精算というサービスを通して、手間のかかる経費精算を人の手で行わなくてもいい社会をつくることが夢です。煩雑な業務を楽にすることが、私たち「ラクス」の使命ですから。

Career

入社してからこれまで

  • ・2013年入社 
    楽楽精算の国内開発チームに配属
  • ・2015年 
    ベトナムオフショア開発の立ち上げに携わる
  • ・2017年 
    国内開発チームのサブリーダーとしてプロジェクトを管理
  • ・2020年 
    楽楽精算開発1課チームリーダーに

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