INTERVIEW

日々の業務が成長の刺激に。
プライベートでも積極的に学び、
卓越したエンジニアを目指す

笹川 竜也

Webアプリケーションエンジニア/東京
2022年入社

大学では情報工学を専攻しており、学んだことを生かせるエンジニアを目指していました。
現在は主に楽楽明細の開発を担当しています。最近では、楽楽明細開発部で利用しているタスク管理ツールのサーバーリプレイスに伴うツールの環境構築や、脆弱性管理ツール移行など開発以外の業務も担当しております。

現在の仕事について教えてください

楽楽明細のリファクタリングに取り組んでいます。

楽楽明細はリリースから10年以上にわたり、数々の機能追加が行われてきて特殊ケースが多く、複雑になっています。
さらに、当時の主流だったアーキテクチャやデザインパターンが使用されているため、機能追加のリスクが高まり、生産性が低下しているのが現状です。このままでは技術的負債がさらに蓄積し、将来的な開発が困難になる恐れがあるため、安全に機能を追加するためにリファクタリングをしています。

この業務で特に大変なのは、初期から存在する機能に関する設計書や仕様決定の経緯が残っていない場合があることです。しかし、コードを読んで仕様を推測する作業は謎解きをしているようで、楽しみながら取り組んでいます。加えて、通常の業務では触れることのないサービスの細かい仕様についても学ぶことができ、非常に勉強になっています。

入社後、身につけた視点や意識を教えてください

主に「エンジニア依頼」と呼ばれる、他の課から開発に向けた仕様確認やデータ取得など多様な依頼に対応する業務を担当しました。

周りの方の対応として、相手の部署や依頼の経緯を踏まえて何を回答するべきか考える姿勢がとても印象的で、それを見習うようになりました。

エンジニア依頼では様々な部署から多岐にわたる依頼が来るため、相手の知識レベルの把握や、技術的な内容をどこまで回答するべきか、依頼の背景を考慮して別の解決法を提案する等を模索しています。
そのため、相手の問題を迅速かつ納得感のある形で解決するには、相手目線で考えることが重要だと深く実感しました。
入社1年目に身に着けた「相手目線で考えること」は他の業務でも大いに役立っていると感じています。

目指す理想の姿とは?

理想のエンジニア像は、どんな状況でも目的を見失わず合理的な判断ができるエンジニアです。

システム開発では予期せぬタスクの追加やリソースの減少など、突発的なトラブルが避けられません。こういった状況でも、全体を俯瞰してセキュリティや品質を確認し、必要に応じて「待った」をかけられることが理想です。理想にはまだまだ及んでいませんが、日々の業務においても目的やゴール、期日などを常に意識して取り組むことを心掛けています。

また、マインドだけでなく技術スキルの向上、特に応用力を高めるための基礎技術への理解度の向上が重要だと考えています。最近ではサーバーのリプレイスやセキュリティ対策の業務を通じて基礎を学んでいますが、さらなる学習が必要だと感じ、プライベートでも積極的に学び、専門性を高める努力を続けています。

将来的には、マインド面、スキル面どちらもより成長して、チームに頼られる人材として貢献していきたいです。

会社や開発本部のミッション・ビジョンに共感できるのはどのようなときですか?

開発業務ではミッションである「圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」ことを常に念頭に取り組んでいますが、特に共感を覚えるのは、自分が実装した機能が実際に使われているときです。

以前、私は楽楽明細のオプション機能「入金管理オプション」の新規開発に携わりました。楽楽明細には様々なオプションがありますが、入金管理オプションは中でも開発規模の大きい機能で、開発経験が浅い中で半数以上の設計や実装に関わったため、私にとって大きなチャレンジとなり、記憶に強く残っています。

そんな機能がリリースされ、実際にオプションを導入してくれているお客様がいると知ったとき、「圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」ミッションに強く共感しました。現在担当している刷新チームでのリファクタリングも、同じミッションに向けた地盤固めだと感じ、責任感を持って取り組んでいます。

お客様に長く利用いただくために、どんなことを心がけていますか?

エンジニアとしてお客様に長く利用いただくためにできることは、システム品質を向上させることだと考えています。

品質にはさまざまな側面がありますが、リファクタリングにおいては、特に信頼性の維持と、パフォーマンスや保守性の向上を心掛けています。

リファクタリングは既存の機能を変えないことが大前提であり、お客様の使用感が変わることやその修正に伴うメンテナンスは信頼性を損なうことにつながるため、今と変わらない品質を提供することが第一です。その上で、パフォーマンスや保守性において品質を向上させることでより良い利用体験と迅速な機能追加を実現したいと考えています。

これからもシステムの品質向上に努め、お客様に信頼されるエンジニアを目指していきたいと思います。

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